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はしがき

 例年成人の日の午後、福崎町東田原の神積寺にて、修正会の行事が行われます。薬師如来様の化身である山の神が,日光菩薩様の化身である赤鬼(不動明王の化身とも,毘沙門天の化身とも言われています)と、月光菩薩様の化身である青鬼(文殊菩薩の化身とも言われています)を従えて,境内を舞い踊り,駆け回りながら、旧年の厄を正していき、迎えた新年の吉祥を祈願する行事だそうです。

 ごめんなさい。難しいことは勉強不足ですが、この地域で生まれ育ったものなら、こどもの頃に必ず足を運んだ行事の一つの、「鬼追い」と呼ばれて親しまれて来た行事です。なんでも鎌倉時代から続く行事だそうです。

 山の神が、赤鬼、青鬼を従えて、舞い踊りますが、この時に鬼たちが手にしていた檜明(たいまつ)は厄よけ、魔よけのお守りとして持ち帰るといいと言われていますので、燃え尽きて短くなった檜明が、鬼の手から放り投げられるのを待って、見物の人たちが火のついたその檜明を奪い合うシーンも見られます。

 今年1年の健康と安全を祈願して、皆様も足を運んでくださいね。

 ここ神積寺は、田原文殊もまつってあるお寺です。本堂の薬師如来様に向かって左隣に座っておられます仏様です。文殊さんの知恵も授かって帰ってくださいね。

※※ 注意とお願い ※※
 このあとの案内タイトルの時刻は、だいたいの目安ですが、厳密に決まった時刻ではありませんので、余裕をもって、出かけてくださいね。

鬼はまだかな

 ついついお堂の裏へまわって、鬼の様子をのぞいてしまうんですよね。鬼が出てくるのはまだまだなのですが。

 写真の青鬼は、三匹の鬼が堂内で舞い始める直前の準備風景でして、本来は、まだまだ待ったあとの風景です。山の神の髪の毛(棕櫚の繊維でできているそうです)が松明で燃えないように、水を吹き付けて濡らしておきます。

 お堂の裏手で、鬼子衆の方々により松明をもやし、準備が進められます。裏口からちょっと松明のお裾分けをせがんだりする子もいるのですが、鬼が触った松明でないとご利益がありませんということで、ちゃんと鬼の手から放たれた松明をとりに(拾いに)いきましょう。

 まだかな、もうすぐかな。待ち遠しいところ。

山の神、参上(午後1時頃)

 まずは山の神だけで、場内をまわります。

 この顔、とくとご覧あれ。すっごい顔だと思いませんか?。この顔にだんだんと愛着がわいてくるのです。「美人は三日で飽きるけど、ブスは三日で慣れる。」という言葉を納得してしまいそう...女性のみなさん、男の勝手な思いでの書き込み、失礼いたしました。

 山の神は見てのとおりの、非常にぶっさいくな女の神様なんです。女の人を山へ近づけない言い訳として、このぶっさいくな山の神が嫉妬して、山が荒れるからと言われてきたようです。
 女性を山へ近づけなかった真の目的までは私は勉強不足です。すいません。

 この山の神が出た後に、最近は、小さなこどもたちへのミニ松明の配布もお堂の中で行われているようです。


 ここでのミニ松明よりも、後の鬼が放る松明をとりに行くと思えるようになれば、成長の証かも。

 へへ;

読経が始まりました(2時頃)

 お堂の中で、鬼の舞に先駆けてお寺さんによる読経が始まりました。これが約30分続きます。

 不謹慎ですが、鬼が出てくるのを待っている間のこの時間が、たまらなく長いのです。

 お寺さん、ごめんなさい。

 このお寺では薬師如来がまつられています。

本堂の中で、炎の舞(2時半頃)

 読経が終わると、松明を持った三匹の鬼が現れて、本尊の周りで炎の舞を見せます。

ほら貝を響かせて

 鬼の舞いにつきもののほら貝の響き。

 うちの近所のこのおっちゃんがいつも奏でています。
 結構大変みたいよ。

本堂前で、三匹が踊る(3時頃)

 いよいよ鬼が表に出てきました。

 「総来、総来」(だそうです)のかけ声にあわせて、三匹がそろって舞い踊ります。

 本堂の東側、そして西側と場所を変えて、舞い踊ります。

奥の院でも舞い踊る

 神積寺の奥の院(?、という呼び方でいいのでしょうか?)があるのですが、そのお堂の前でも三匹の鬼が舞い踊ります。

こどもたちの健康を祈って

 こどもたちが元気に、健康に育ちますように、こどもたちの頭を鬼になでてもらって、鬼に福を分けてもらいます。

 ここでも人気は山の神なんですね。

 こどものころは、カッと開いた口の赤鬼にあこがれるのですが、荒々しさとおかしな顔の山の神の印象がもっとも強くて、大人になると知らず知らずに山の神を追いかけているのです。

鬼がお堂にもどります

 まだまだ福を分けてもらおうと人が集まり、鬼を追いかけているところですが、そろそろ鬼もお堂へと帰っていきます。

最後はもちまき(3時半頃)

 鬼追いを締めくくって、鐘つき堂から鬼子衆の手により祝いもちがまかれます。

 これで、今年の鬼追いはおしまい。

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